- 福祉職場を例に気分屋上司の対処方法
「いい人ばかり」な印象ですが、実際は嫌な職員の方が多い福祉の職場。
特に、僕の上司は「すぐ怒る気分屋」で一緒に仕事をするのが嫌になります。
毎日顔色を窺って仕事をするのが本当に辛い・・・。
※冷静になれない人は福祉職員は失格です。一緒に働く障がい者の皆さんも、おびえて上司には近づきません。
厄介なのは「カッとなる」タイプの上司ほど、「部下が言い返さない」とわかると、より攻撃的になる点。

気が小さい僕は怒られると何も言えません。
あいさつするのも怖かったです。
ですから「言うことを真に受けずに」仕事を進めないと、自分が潰れてしまいます。
しかし「言うことを真に受けるな」と言われても、気が小さい僕には無理な話。
寝ても覚めても「怒られたこと」を考え続けて、仕事に行くのが嫌になってしまいました。
アドバイスをくれた先輩のLINEを紹介します。
- 前半2つは年下先輩(27歳)
- 後半2つは年上先輩(51歳)
二人とも僕が入社する前から、上司に悩まされていました。
年下の先輩は年上後輩の僕に敬語を使ってくれる優しい方です。
以降は先輩が実践した4つの対処方法の詳細です。



上司に対する4つの対策
結局、僕のように不満をため込む人間は、怒る上司にどのような対策をしたらよいか。
と言うことで僕以上に職場で辛い思いをしていた二人の先輩にLINEで聞きました。
機嫌をとる(イエスマンになる)
「へえすごいですね~」と相槌で機嫌を取ればOK。いわゆるイエスマンですね。
ゼロ上司は自尊心が低く「オレを認めろ!」という欲求が強い人間。
だからこそ機嫌を取って我々部下がコントロールしてやるのです。

「すごくも何ともねーよ」と腹の中では真逆の事を思っていればストレスは減ります。
「機嫌を取ればいい」と教えてくれた先輩の発言を思い出しました。
- なるほど。さすがですね。
- 自分もやってみます。
- やっぱりそうですねよ!
- 教えてくれてありがとうございます。
こうやってイエスマンに徹した後、「ゼロがまた変な事言ってた」と教えてくれる先輩。
僕も先輩を見習って「怒る上司」のイエスマンになろうと誓いました。

とにかく相槌で機嫌を取りましょう。
話を聞き流す(ストレスを溜めない)
「何を言われても聞き流す」も有効。
そもそも感情に任せてすぐ怒る上司の話なんて無価値です。

話を聞くだけでストレスです。
だって文句しか言わないんですから。
聞き流すのさえストレスになると感じた時の対処方法は以下です。
先輩は聞き流せなくなったら、この4パターンで対応していました。
- 嫌味を言われたら仲間に愚痴る
- 上司の欠点を言い合う
- 「オレならこうする」と仲間と意見交換
- LINEで悩みを打ち明ける
上司がいない「休憩時間」・「帰社後」に、気が済むまで思いのたけを話し合うのも有効。
※僕は職場の駐車場で先輩に何度も話を聞いてもらいました。
共感してくれる仲間に話を聞いてもらうだけで、ストレス解消になります。

言われたことを真に受けず聞き流す。
我慢できなくなったら仲間に愚痴るでOK。
空気を読む(上司の次の行動を察する)
「空気を読む」・「上司の動きを察する」のもポイントです。
先輩は「ゼロが求める動きをするように意識していた」とLINEに残しています。

しかし極度に鈍感な僕は空気を読むのが苦手。
空気が読めないので、ボロが出ないよう「ゼロ上司」とは、必要最低限の会話しかしません。
必要最低限の会話はたったこれだけ。
- 業務連絡(いつ・どこで・誰が・どうした)
業務連絡は余計な事を話さなくていいので、責任逃れをする上司への効果は絶大。
「言った・言わない」のトラブル防止になります。

空気は読めなくても、空気を読むふりをすれば大丈夫。
必要最低限の会話に留めてください。
頼らない(頼れる器じゃないから)
「頼る器じゃないから頼らなくなった」とLINEに残した先輩。

計画性が無い上司のやり方に耐えきれなった先輩は上司に反抗。
反抗して以来、上司は先輩をビビッて近づかなくなりました。
「上司を頼るだけ無駄」と悟った理由は簡単です。
- 上司は自分の事で手一杯だから
気温36度。真夏の蒸し暑い倉庫内で、トレイの選別をやらされた先輩。
しかもお昼ご飯を食べさせてもらえずですよ!!
自分の事で手一杯になってしまう器の小さい上司など頼れません。
僕も先輩の話をアドバイスどおり、上司を頼らなくなりました。

口論が上司を遠ざける結果となって自由の身になった先輩。
結果的に良かったと言っていました。
結局「反論が苦手」な人はどうすればいいの?
4つの方法を紹介しましたが「罵倒」に反論できない僕のようなタイプは、以下が効果的です。
お母さん役になって「受け流す」
「受け流す」は感情的に怒る人には特に有効。
※クレーム対策と一緒。上司の気持ちが収まるまで謝って「流し去る」です。
僕のように反論が苦手な人でもすぐに実践OK。
「そうだよね。ゴメンね」と積極的な態度を示して「上司が怒っている理由」を、お母さんになったつもりで共感してあげましょう。

僕の先輩は「謝って適当に流した」と答えています。
ただし「すみませんでした。次回から気を付けます!」だけだと、上司は納得せず火に油を注ぐ結果になります。
効果的なのは下記2つへの謝罪。
- 出来事(起きてしまったこと)
- 気持ち(上司の気持ちに向き合う)
例)上司の段取り通りに仕事ができず怒られた場合。

オレが段取りしてやったのにまだできてないのか!?
お前何やってたんだよ!!

(1 出来事への謝罪)
すみません。
○○さんの段取りを無視してしまいました。
(2 気持ちへの謝罪)
○○さんの真剣な気持ちに向き合えず申し訳ありません。
「下手に間違った受け止め方」や「先走った提案」は「言い訳」と捉えられて逆効果。
ですから謝罪に徹してください。

積極的は態度は、「怒っている理由」を共有していると、相手に伝えるものだと考えてください。
【まとめ】実は「共感しやすい」怒る上司
「すぐ怒る上司への4つの対策」をまとめます。
怒りっぽい人(上司を含む)は、「感情の制御ができない自尊心の低い子供」なので、共感しやすいという面があります。

どうして誰もオレの頑張りを理解してくれないんだ・・・
という「残念な気持ち」が怒りの原動力ですから「お母さんになって理解」してあげるのです。
※怒られても上司の機嫌を取り続けた先輩は、喧嘩するまでコミュニケーションをとっていました。
「怒りの理解」で得られるのは上司の「自尊心が向上」です。
自尊心が向上すれば、「オレを慕ってくれる部下なんだ」と上司はあなたにコミュニケーションをとってきます。
コミュニケーションが取れればお互い良好な関係が築け、あなたは会社に行きやすくなるでしょう。
ですから怒りを理解するために「言われたことを受け流して」お母さん役に徹してください。

「上司は大人になれない子供」と思いながら接してあげてください
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