28歳の夏、僕は適応障害になりました。
出勤を考えると憂鬱な気持ちになるあなたへ。
『仕事に行きたくない』なら行かなくていいんです。
やりたくないことを無理やり続けると、あなたは僕のように潰れてしまいます。
今のあなたに必要なのは『十分な休息』・・・。ですから明日は休んでください。
家に帰ってきても仕事に行くのがイヤすぎて、翌朝のことを考えると憂鬱になる僕。
自分から休むのは気が引けるので、嫁さんが「休みなよ」と言ってくれるのを期待します。
でも「休んでいいよ」とは言ってくれません。
止まらない吐き気を我慢しながら、満員の埼京線に揺られて新宿まで通勤していました。
ですがある日、「もういいや。明日は仕事を休もう」と会社を欠勤する決意をします。
嫁に相談せずに・・・。
今回は僕が『人間関係で仕事に行きたくない』と悩み続けた毎日を紹介します。


「人間関係の悩み」と「体の異変」
僕が適応障害になるまでの経緯を『職場の人間関係』と合わせて説明します。
【人間関係の元凶】オレを罵る50代のおばちゃん社員

何度言ったらわかるの?
だから違うって言ってるでしょ!!
毎日怒鳴られ続けた結果、仕事に行くのが嫌になった僕。
すべての元凶はこのおばちゃん社員です。
嫁に相談しても『仕事に人間関係の悩みはつきもの』とまるで他人事、職場のことを考えると心臓がドキドキして出るのはため息ばかり・・・。

当時は食事が喉を通らないほど追い詰められていました。
僕を罵るおばちゃん社員F子さんの特徴を改めて説明します。
- 自己中心的(もちろん未婚)
- 気分屋
- 僕に仕事を押し付ける
気弱で怒鳴られるのが極端に苦手な僕。
今でこそ、理不尽なことを言われたら反抗できますが、20代のころは怒鳴られるのが恐怖でした。
また今もそうですが自己肯定感が低いので、強く言われると反論できません。
毎日「オレはなんでこんなに仕事ができないんだ・・・」と自分の不甲斐なさを攻め続け、おばさん社員と会うのが苦痛になっていきました・・・。

間違ったことに対して反論する勇気を得たのは30代になってからです。
【体の異変1】「仕事」と考えると吐き気がする
朝・昼・夜問わず、食事が喉を通らなくなりました・・・。
おばちゃん社員のF子さんに罵られ続けた影響か、今まで以上に強い吐き気が僕を襲います。
特に吐き気に襲われるのは、朝起きてスーツに着替えるとき。

喉に物が痞えたような感覚がとれず、気分の落ち込みが続きました。
吐き気に襲われるときは着替えの時以外もあります。
- 通勤中
- オフィス内
- 慣れない仕事を振られた時
仕事に集中してしまえば、一時的に吐き気はおさまります。
しかし月末になると起きているときは吐き気が止まりません。
締め切りに追われてF子さんが苛立つからです。
精神的に追い詰められた結果、 『10+10=20』などの簡単な計算ができなくなってしまいました。

このまま病気になってくれればいいのに・・・。と何度も考えました。


【体の異変2】適応障害に。「失敗は恥」・「社員の目が気になる」
心療内科で『適応障害』と診断された。
「心療内科にに行ったら・・・?」・・・きっかけは嫁の一言でした。
「心療内科って何?」
通ったことがない僕は『心療内科』と言われてもピンときませんでしたが、吐き気が収まればという思いで受信。

『適応障害』と聞かされた時はショックしかなかったです。
まさか自分が適応障害だとは予想しませんでしたが、性格を考えれば納得です。
- 間違うのは恥ずかしいこと
- 他人にどう思われているか気になる
- 自尊心が低く認めてもらいたい想いが強い
- 趣味がない
- バカ真面目で責任感が強い
僕は4つとも当てはまっていました・・・。
F子さんに怒鳴られる毎日を送り続けると、他の社員にどう思われているか気になります。

あいつ仕事ができねーな。

また怒鳴られてんのかよ。ダセーな

また休んだの?まったく私の身にもなってよ!
など他の社員から、どう思われているかばかり毎日考えていました。

自分自身を評価できない性格は、自己肯定感の低さに直結します。
「仕事行きたくない」時にやったこと
吐き気を我慢しながらの仕事、職場で罵られ続けた後の僕の行動を書きました。
休んだ
正確には「休むしかなかった」です。
でも最初から休もうとは思ってませんでした。
本当は休まず仕事を続ければ、「苦手な業務もいつか覚えられる」と自分に言い聞かせていたから。
しかし何日経っても業務を覚えられず、(先述の通り)簡単な計算すら解けないくらい、精神的に疲労しきっていました。

もう仕事を休むしかなかったんです。
ですが仕事を休むと色々考えます。
- 仕事を休むなんて最低の行為だ
- 出勤したら文句を言われるだろう
- みんなに迷惑をかけてしまう
- 家族に心配される
- 休み明けに何を言われるかわからない
これら5つに自分の意思はなく、すべて他人からの評価。
他人の心のうちなんて、自分にはわかりっこないのに『●●だろう』と一人で考えを巡らせてしまいます。
でも「きっとオレをバカにしている」といった悪い考えばかりが浮かんできて、完全に仕事に行けない状態になってしまいました。

欠勤連絡すらしなくなりました。
欠勤連絡をしていたのは休んで3日目までです。
嫁の前で泣いた
「たまには泣けばいいんだよ」
嫁に言われて緊張の糸が途切れた僕は、涙を流して泣きました。
泣いたのは小学校2年生以来。
恥ずかしさはありません。
むしろ泣けて良かったと思っています。

何日も仕事を休んで家にいる僕を気づかってくれたのです。
泣くってすごくいいですよ。
体に溜まった悪いものが、涙と一緒にスーっと出ていく感じがして、すっきりします。
以下は嫁の前で泣くまでの僕が抱えていた悩みです。
- 頑張っているのに結果が出ない
- 仕事に行きたくない
- 仕事のことを考えると笑顔が出ない
- 毎日罵られるのが怖い
涙を流しながら、ずっと頭の中で巡らせていた悪い考えを、打ち明けた僕。
「うん。うん」と頷きながら真剣に聞いてくれる嫁のおかげで、少しだけ気持ちが落ち着きました。
まだまだ出勤できる状態ではありませんが、一番身近な存在の嫁さんが相談に乗ってくれてうれしかったです。
心療内科は2回しか受診しませんでした。
薬をもらっても、沈んだ気持ちは変わらなかったからです。

適応障害の僕にとって、心療内科は無意味な存在でした。
【絶対ダメ】職場の人に愚痴ったら裏切られる
職場で愚痴るのは絶対にダメ。
どんなに信頼している上司・同僚であっても、平気で裏切るのが人間。
愚痴を会社内にバラまかれないためにも、職場で愚痴るのはやめてください。

本当に愚痴れるのは友達・家族だけ。
【まとめ】行きたくない時は休め!
職場の人間関係に悩んで「仕事に行きたくない」時のまとめです。
「どこに行っても人間関係はあるよ・・・」
でも、職場は人間関係がつきものなんて、誰でもわかっていること。
あなたが「人間関係が原因で仕事に行きたくない」と本気で考えているなら、今すぐ会社を休んでください。
無理して出勤を続けると、僕と同じく心を壊してしまいます。
心を壊す前に会社を休んで、体に休息を与えてください。



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